こんにちは!あーちゃんです!
ごく親しかった人の訃報…
お葬式は、ごく親しい人だけが参列する「家族葬」にするとのこと。。
姉のように慕っていた親族が亡くなり、初めて家族葬という小さなお葬式に参列してきました。
- 家族葬って一体どんなお葬式なの?
- どんな流れで行われるの?
- いい所・気になった所
実際に参列してみて分かったこと、気付いたこと、感じたことをお伝えしますね。
先ず、家族葬とは、どんなお葬式なのか?
家族だけ、身内だけ、ごくごく親しい人だけで執り行うお葬式のことを「家族葬」と呼んでいます。
特に明確な定義があるわけではありません。
ですから、葬儀社によって提案されるプランのセット内容も、流れもそれぞれ違います。
「家族葬=質素で簡素なお葬式」ととらえがちですが、決してそういう訳ではありません。
故人の遺志、遺族の意思に沿って、少人数でのオリジナルのお葬式を創り上げ、故人をお見送りすることができると考えていいようです。
例えば、葬儀社A社の場合、以下のようなプランが用意されています。
お別れ葬
搬送 → 安置 → 火葬
身寄りのない方や、無宗教の人向けに、仏具、読経、式などを省き、必要なものだけをセットした、費用を最低限に抑えたプランです。
火葬式
搬送 → 安置 → 火葬
お通夜や告別式を行わず、祭壇も飾らない、でも仏具一式、お坊さんによる読経がセットになった火葬のみのプランです。
親戚が高齢者ばかりだったり、遠方で参列できないなどの理由で、家族だけで見送りたい方向けに、費用を抑えたお葬式を行うことができます。
一日葬
搬送 → 安置 → 告別式 → 火葬
お通夜をせずに、告別式と火葬を一日で済ませるプランです。
一日葬となると、セット内容がかなりランクアップします。
参列する人が高齢だったり、遠方の場合、一日で済ませると負担も少なくなりますよね。
一段の生花祭壇がセット内容に入り、儀式らしくなり、故人への思いをはせ、ご供養できるのではないでしょうか?
A社の場合のセット内容は
- 搬送(病院など→安置場所)
- 安置施設使用料
- ドライアイス
- 枕飾り
- お線香・ロウソク
- 棺・棺用布団
- 仏衣
- スタッフ
- 白木位牌
- 搬送(安置場所→火葬場)
- 告別式の式場使用料
- 告別式の親族の控室
- 告別式生花祭壇
- 告別式受付セット
- 告別式焼香セット
- 告別式司会
- 遺影写真
- 会葬礼状
- 搬送(告別式式場→火葬場)
- 火葬手続き代行
- 骨壺・骨壺箱
- 自宅飾りセット
と一通り揃ってますので、ひとまず安心です。
※安置施設で付添い安置を希望する場合は別途費用が掛かります。
少人数の家族葬
搬送 → 安置 → お通夜 → 告別式→ 火葬
家族がメインとなり、お通夜、告別式を少人数で行うプランです。
儀礼上の弔問客がいないので、家族、親しい人だけでゆっくりとお見送りの時間を過ごすことができます。
A社の場合、セットに入っている内容は
- 搬送(病院など→安置場所)
- 安置施設使用料
- ドライアイス
- 枕飾り
- お線香・ロウソク
- 棺・棺用布団
- 仏衣
- スタッフ
- 白木位牌
- 搬送(安置場所→火葬場)
- お通夜・告別式の式場使用料
- お通夜・告別式の親族の控室
- 生花祭壇(2段)
- 受付セット
- 焼香セット
- 司会
- 遺影写真
- 会葬礼状
- 搬送(式場→火葬場)
- 火葬手続き代行
- 骨壺・骨壺箱
- 自宅飾りセット
となっています。
小規模の一般葬
搬送 → 安置 → お通夜 → 告別式→ 火葬
家族だけではなく、仕事関係や親しい知人も参列する、人数が多くなるお通夜・告別式ともに行う一般的なお葬式を費用を抑えて行うプランです。
一般的なお葬式のミニチュアバージョンと理解すればいいと思います。
家族以外にも参列者がいるので、それ相応の恥ずかしくない式にしたい、一般的な葬儀で故人をお見送りしたいという人向けです。
A社の場合
- 搬送(病院など→安置場所)
- 安置施設使用料
- ドライアイス
- 枕飾り
- お線香・ロウソク
- 棺・棺用布団
- 仏衣
- スタッフ
- 白木位牌
- 搬送(安置場所→火葬場)
- お通夜・告別式の式場使用料
- お通夜・告別式の親族の控室
- 生花祭壇(二段)
- 供花(一対)
- 受付セット
- 焼香セット
- 司会
- 遺影写真
- 案内看板
- 会葬礼状
- 霊柩車による搬送(式場→火葬場)
- 送迎用マイクロバス
- 火葬手続き代行
- 骨壺・骨壺箱
- 自宅飾りセット
と、通常の一般葬とほぼ同じ内容になっています。
×家族葬 = 質素で簡素なお葬式× ではない!
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心を込めてお見送りする気持ちが大切!
参列してみて分かったメリットとデメリット
今回、叔母のお葬式は「一日葬」でした。
遠方だったため亡くなった当日には駆け付けられず、翌日行われた告別式に参列させてもらいました。
何点か気づいた点やよかった点を箇条書きでご案内しますね。
気になった点
- その斎場は、夜閉まってしまうため、ご遺体に付き添うことはできなかったそうです。
オプションで他の斎場を選べば、娘たちは一晩ご遺体に寄り添い、十分に最後のお別れをできたのではないかと思います。
余計なお世話ですが、ちょっと気になった点です。
よかった点
- 遺影がとてもきれいに仕上がっていて、元気なころの叔母そのままでした。
背景もちゃんと加工してあり、額も叔母らしく、女性らしい優しい感じがよく出ていて何だかホットしました。 - 式が始まる前にスタッフの方が、娘たちから叔母の人生を聞き取りしていました。
式の間に入るナレーションのためだったんですね。
心のこもった暖かい語りでした。
当然、参列者は涙、涙で、叔母の供養になったと思います。 - 費用が安く抑えられ、嫁に行った娘にとっては、負担が少なくすんだようです。
まとめ
何かと想定外の出費がかさむのがお葬式です。
親がご自分のお葬式の費用を準備していたり、保険を掛けていたりすれば、子供の負担は少なくてすみますが、少ない年金の中から準備するのはなかなか難しいと思います。
残された子供達が自分の家計の負担にならず、後から後悔しないように、葬儀社とよく話し合いお見送りの形を決めることをお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
家族葬とは
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